13日の日経平均株価は前週末比309円94銭高の2万0089円77銭と反発して取引を終えた。前週末の米国株高を好感した買いが先行した。ギリシャ債務問題は12日のユーロ圏首脳会議でも結論が出ていないものの、中国株の上昇で過度の不安が後退。日経平均は後場に一段高となり、終値としては4営業日ぶりに2万円台を回復した。

 個別では、15年8月中間期業績予想を上方修正したシステムインテグレータ <3826> がストップ高。16年2月期第1四半期の単体営業益が57.7%増となったライフコーポレーション <8194> も高い。株式分割と16年2月期業績予想の上方修正を発表したディップ <2379> も堅調。国内証券による投資判断の引き上げが観測されたダイキョーニシカワ <4246> も物色された。

 半面、16年2月期第1四半期は最終2ケタ減益だった久光製薬 <4530> や、15年8月期第3四半期で2ケタ減益のビックカメラ <3048> は急落。16年2月期第1四半期で営業益41.2%減のブロッコリー <2706> はストップ安となった。(編集担当:宮川子平)