長崎県佐世保市で昨年7月、高校1年の女子生徒=当時(15)=が殺害された事件で、長崎家裁(平井健一郎裁判長)は13日、殺人などの容疑で家裁送致された少女(16)を医療(第3種)少年院に送致する保護処分を決定した。公開裁判の前提となる検察官送致(逆送)を回避した。

 少年法は、16歳以上が故意に人を死亡させた事件は原則逆送するよう定めている。事件があったのは少女が16歳になる数日前だった。

 長崎地検は家裁送致する際、「刑事処分相当」と意見を付け、逆送を求めていた。一方、少女の付添人弁護士は保護処分を主張していた。

全文を表示