チェスの日中対抗戦に出場した将棋棋士の羽生善治氏=11日、新潟市
共同通信社

 新潟市で11日、チェスの第11回国際親善大会が開かれ、2回目となる日中対抗戦に将棋棋士の羽生善治氏が日本代表の一員として初めて出場した。羽生氏はチェスプレーヤーとしても国内外の試合に参加し、国内ランク1位。

 羽生氏ら日本人4選手と、世界トップクラスの中国の4選手が総当たり戦で競い、日本側の1勝11敗4分け。羽生氏は1勝2敗1分けだった。

 対戦中、羽生氏は頬に手を当て厳しい表情で盤を見つめていたが、終了後は一転、対戦相手と談笑しながら、助言を受ける場面も見られた。

 中国人選手との対戦は初めてといい、初戦を黒星で終えると「チャンスはなかった」と印象を語った。