電気グルーヴ、初ドキュメンタリー映画12月公開! | ニコニコニュース

電気グルーヴの真実が明らかに! - (C) 2015 DENKI GROOVE THE MOVIE? PROJECT
シネマトゥデイ

 昨年結成25周年を迎え、26年目に突入したバンド・電気グルーヴの初ドキュメンタリー映画『DENKI GROOVE THE MOVIE? ~石野卓球とピエール瀧~』が12月に全国公開されることが13日、恵比寿LIQUIDROOMで行われた電気グルーヴのワンマンライブで発表された。監督は、映画『モテキ』や『バクマン。』(10月3日公開)の大根仁。大根は初めてドキュメンタリー映画を手掛ける。

 同作は、これまで世に出ることのなかった初ライブから現在までの貴重な記録映像と、砂原良徳ら元メンバー、スタッフ、スチャダラパーや小山田圭吾らアーティスト、そして関係者の計13人の証言で電気グルーヴの26年間を総括するヒストリー&ドキュメンタリームービー。「FUJI ROCK FESTIVAL '14」のメインステージで行われたライブをベースに、普段見ることのできないバックステージ映像も織り交ぜて、今なお幅広い音楽ファンに愛される電気グルーヴの魅力をひもとき、初めて明かされる真実をも目撃する。

 音楽シーンやサブカルチャーに造詣の深い大根監督の起用は、メンバーの熱望により実現。大根監督は電気グルーヴを“いちばん面白くて、いちばん狂っていて、いちばんカッコ良い先輩たち”と称しているが、「同時にいちばん近づきたくない、すなわちいちばん仕事をしたくない存在でした 」と思いがけない胸中を明かす。

 そして、「電気グルーヴ過去25年の映像をエディット&ディレクションする。過去、それなりに難易度の高いミッションをこなしてきた自負はありましたが、いちばんカッコ良い先輩たちが、怖い批評家であることも知っているオレは、この仕事に確実に『地獄』を予感しました」とユニークにコメントし、「昨年のフジロックフェスティバルから撮影を始めて、過去25年分の膨大な映像素材をチェック&チョイスして、本格的な編集をスタートさせたのが桜咲く頃でしたが、電気グルーヴのヒストリーを2時間やそこらでまとめることなんかできるわけないじゃないですか!!! というわけで、当初『夏公開』の予定が『冬公開』ということになってしまいました……。さらに最近会った卓球さんは『頼んだ覚えはない』、瀧さんには『まかせる。出来上がりを観て文句を言う』と……。誰かこの仕事代わって!!! 」とSOS(!?)を発信している。(編集部・小松芙未)