女性が電車内で放尿行為…「AVゲリラ撮影」で逮捕者 | ニコニコニュース

6月23日、福岡県警中央署は福岡市のDVD制作会社の社長(42)と社員(33)を公然わいせつの疑いで逮捕した。

逮捕容疑は2013年10月~11月にかけて、西鉄天神大牟田線を走行中の電車内で、23歳から28歳の女性3人に胸や下半身を露出させたり、尿を排泄させたりした、というのもの。両容疑者はいずれも容疑を認めているという。ちなみに中央署は出演した女性3人も書類送検する方針だ。

この際に撮影された映像は、実際に『場違い排泄』とのタイトルで昨年1月に発売。映像を見た鉄道マニアから連絡を受けた西鉄が署に相談して逮捕となったが、普通に営業している電車内で堂々と露出したり放尿したりしていれば、こうなるのも無理はない。

現場撮影に詳しいAVライターによると、


「私が伝え聞いた違法撮影現場は、20人規模の大人数でAV撮影のスタッフが車両内に乗り込み、女性の周りに壁を作るようにスタッフが立って、そのなかで撮影するという手法でした。極力窓の外を撮影せず、さらに社内放送は後で録音したものを被せ、撮影車両を特定できない方法が取られているという話でしたが……」
という。しかしながら、コアな鉄道マニアに掛かれば、そんな小細工は一発で見抜けるのだろう。

とんでもない場所での撮影が原因で逮捕されるAVメーカーは、過去にもあった。

2008年には埼玉県内のファストフード店の店内で撮影を強行し、偽計業務妨害や公然わいせつなどの疑いでAV監督や女優らが逮捕。

また、2013年には台風が接近するなか、名古屋市内の公園で撮影していたAV監督や男優、女優として出演した女子大学生らが公然わいせつの容疑で逮捕されている。

前者は女性客の通報、後者は台風接近で人がいないのを見計らっての撮影だったようだが、台風の様子を見に来た一般市民の通報で発覚したようだ。

普通に営業している電車内やファストフード店内で本当にAVの撮影をしたらマズいことは、誰にでもわかりそうなものだろう。しかしそれでも無茶な撮影を強行するメーカーが後を絶たないのは、よりリアルで刺激的なものを求めるユーザーの存在、そして極限までコストを切り詰めることを求められる小さなAVメーカーの台所事情もある模様。電車内やファストフード店での撮影はスタジオ代をケチる目的もあったとされる。

とはいえ、衆人環視のなかでのAV撮影は暴挙以外の何物でもない。今後、追随して「場違い」な場所で撮影するメーカーが現れないことを祈りたいところだ。