知育玩具の最新型か。絶対に子供に買ってあげるべき「Parrot」のミニドローン

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コイツで遊んだのをキッカケに、エンジニアリングに興味を持つコ。めっちゃ増えるはず。いや絶対に増える!

コンシューマー向けドローンがお得意な仏Parrot社から、新たに陸・海・空のドローンシリーズが発表されました。カテゴリとしては基本手のひらサイズのミニドローン。1~2万円台というお手頃プライスで、自分用のホビーとしても、子供へのプレゼントにもぴったり。

また小型軽量の“おもちゃ”ゆえに、7月15日に閣議決定した航空法の改正案では除外される可能性が高いというところもポイントです。

高い走破性を持つJumping Night&Race


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本体部より大きな大径ホイールを持つJumping Night&Raceは、従来のJumping Sumoの上位機種となる陸上用ロボット。闇を切り裂く高輝度LEDライト×2を搭載したJumping Nightと、ブーストモード時に時速13kmでの高速走行が可能かつ幅広タイヤを備えて走行性能をアップさせたJumping Raceの2モデルになります。

Sumoが備えていたジャンプ能力(Nightは最大80cm、Raceは最大75cm)や動画撮影(VGA/30fps)も可能。トレッド幅を狭めることでコーナリング性能を重視したスタイルにもできます。



共にマイクとスピーカーを内蔵しておりアラート音を鳴らせるほか、操作アプリに吹き込んだ声をJumping Night&Raceで再生し、動画撮影時に周囲の音も合わせて録音できます。


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またJumping Raceはモナコで走行テストをしたとのこと。走行ビデオないのでしょうか! 見たい!

放り投げると自動起動するAirborne Night&Cargo


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小型クアッドコプターRolling Spiderのアップデート版となるのがAirborne Night&Cargoです。プロペラガードがつき、空中に放り投げると自動的に飛行モードに切り替わります。


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Airborne NightはJumping Night同様に高輝度LEDを組み込んだモデル。Airborne Cargoはどうみてもレゴにしか見えないパーツがついており、「フィギュアやブロック玩具を乗せて運ぶことができる」モデルです。なおペイロードは30g


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腹部にはVGAのカメラがビルドインされており、セルフィーなスナップショット撮影が可能。このカメラは16ミリ秒単位で撮影した画像と常に比較し、速度情報を得るためにも使われています。

通信距離は最大20m。高い位置からこの先の道の状態を確認するといった使い方も楽しそう。

空を飛び水面を走るHydrofoil


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新しいラインナップとなるのがHydrofoilです。Rolling Spiderベースと思われるミニドローンと水中翼船のセットモデル。合体させると水面から5cmほど浮いた状態で最大時速5.4ノット(10km/h)の速度で水面を滑っていきます。


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オートで水中翼船パーツに着陸・合体してくれないのが残念ではありますが、



それでも水面で気軽に遊べるというのはワクワクしませんか?

「しょうらい○○になりたい!」を加速させるミニドローン


2014年に発売されたJumping Sumo・Rolling Spiderという第1世代のミニドローンは、1年を経たずに全世界で60万台以上を販売。SDKを公開しており、教育用アプリを使っての理系の勉強にも活用されているそうです。

カテゴリとしてはおもちゃ。でもその実態は、テクノロジーイノベーション企業であるParrotの技術力をフルに生かしたハイテクグッズ。2次元の画面の中ではわかりにくい、モーターやブレード、ホイールのリアルな動きを確かめながらのオリジナルプログラミングも可能なアイテムなんですよね。

機械モノが好きな男子ならば、このミニドローンにハマること間違いありません。そしてリアルな機械の挙動を子供の頃から実体験として学ぶことで、将来の夢が広がることも間違いありません。

おとうさん。おかあさん。もし我が子の可能性を広げたいと思うのであれば、これ買ったほうがいいですよ。Xmasにプレゼントするといいですよ。彼らにドローンパイロットになりたいという夢を、抱いてもらおうじゃありませんか!


source:Parrot

(武者良太)