ボンジュールも訛ってる英語チャンピオンが仏語スクラブル世界大会で優勝

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右利きのテニスプレイヤーが左利きで優勝するぐらいのインパクト。

スクラブル界のタイガー・ウッズ」と恐れられるスクラブル世界ランキングNo.1のニュージーランド人ナイジェル・リチャーズさん(48)が、フランス語のワードゲーム世界一を争うスクラブル世界大会仏語部門で見事優勝し、神と呼ばれています。

たったの9週間でヒゲを剃る暇も惜しんでスクラブル公式辞書の単語を全部丸暗記し、並み居るフランス人の猛者を打ち負かしました。

リチャーズさんは英語の世界大会では3回、アメリカ大会では5回優勝した天才です。と言ってもフランス語はずぶの素人で、「ボンジュールも訛ってるし、得点のカウント(大会で必要)ぐらいしかしゃべれず、覚えた単語も意味はさっぱりわかってない」(仏語大会主催者)ようなんですが、なんか、覚えちゃったみたい。写真的記憶術というんでしょうか。大変なバイナリ頭脳です。

リチャーズさん(今はスクラブルのプロ)の趣味は自転車で、母親のすすめでスクラブルを始めたのは28歳になってから。「『スペルは不得意で、学校では英語の成績も悪かったので、あんまり得意なゲームじゃないかもしれないけど』と言ってすすめたんです」とお母様は振り返ってますよ。人間、何で大成するか最後までわからない!

受賞式ではフランス語の通訳が必要だったそうです。


image: Inquisitr
source: The Guardian

(satomi)

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