マイクロソフト、Windows 10シリーズの「最小動作環境」を公開 | GGSOKU - ガジェット速報

Neowinは22日(現地時間)、米マイクロソフトが「Windows 10」シリーズの最小動作環境(システム要件)を新たに公開したと伝えています。

記事160.1

いよいよWindows 10の正式リリースまで残り1週間を切りましたが、今回の情報により、Windows 10を動作させるために最低限必要とされる要求スペックが明らかになりました。

以下は、公開されたシステム要件の中から主なものを抜粋したリスト。

OSの種類
Windows 10 Mobile Windows 10
ディスプレイ サイズ 8.0インチ 未満 8.0インチ 以上
解像度 WVGA(800×480) SVGA(800×600)
色深度 32-bit 32-bit
プロセッサ Snapdragon 210 1GHz 以上の
x86またはx64プロセッサ
RAM 512MB(32-bit OS) 1GB(32-bit OS)
2GB(64-bit OS)
ストレージ 4GB 16GB(32-bit OS)
20GB(64-bit OS)
カメラ メインカメラ VGA(640×480) 任意
フロントカメラ 任意
ワイヤレス 2G / 3G 
3.5G /4G通信機能
必須(携帯端末のみ) 任意
LTEセル無線 任意
Bluetooth
Wi-Fi 必須(携帯端末のみ)
ネットワーク Wi-Fiおよび
セルラー式無線
(携帯端末のみ)
最低1種類の通信機能
(Wi-Fi、Ethernetなど)
センサー 加速度計 任意 任意
周辺光センサー
近接センサー
ジャイロスコープ
通知 バイブレーション 必須(携帯端末のみ) 任意
オーディオ コーデックH/W 必須(携帯端末のみ) 任意
メインマイク
サブマイク 任意
スピーカー 必須(携帯端末のみ)
受話器
コネクタ USB 任意 任意
ヘッドフォンジャック 必須(携帯端末のみ)
microSDスロット 任意
ビデオ出力 任意 ビデオ出力ポート
(デスクトップPCのみ)
SIMカードスロット 必須(携帯端末のみ) 任意

特に「Windows 10 Mobile」について言えば、Bluetooth通信機能や近接センサー、および加速度計の搭載が必須ではないなど、全体的に「Windows Phone 8.1」よりもシステム要件が低く設定されています。

先日には、今後のマイクロソフトのスマートフォン事業が「低価格端末」、「エンタープライズ向け端末」、「フラッグシップ端末」の3つの分野に注力していくことが明言されていますが(過去記事)、要求されるスペックの低さは低価格端末市場を戦う上では非常に重要な要素であり、”下準備” は万全と言ったところでしょうか。

※その他の詳細や、他のWindows 10 OSのシステム要件については、左記リンク先(左)をご参照下さい。

[Microsoft via Neowin]