NokiaとBMWなど、およそ27億ドルで地図事業の売却に合意か | GGSOKU - ガジェット速報

The Wall Street Journalは21日(現地時間)、Nokiaとドイツの国際的な高級車メーカーBMW、アウディ、ダイムラーの3社との間で、Nokiaの地図事業「HERE」の買収交渉が決着を見せた模様であると報じています。

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同紙によると、最終的な売却額は「27億1千万ドル(約3,350億円)で合意に至ったとのことで、近い将来にHERE事業は完全にドイツメーカー3社(以下、連合)へと移譲されることとなる見通し。

また、この莫大な金額の支払いを行うにあたり、連合は他の国際的な自動車メーカーの参入を呼び掛ける見通しであるとも指摘されており、どうやらHEREで培われた技術は連合以外のメーカーにも提供されることになりそうです。

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7月28日のプレスイベントのティザー画像

先日の報道では、Nokiaと連合の間では「40億ドル(約4,900億円)」という売却額を巡って交渉合戦が繰り広げられていたことが伝えられていましたが(過去記事)、今回の情報が事実だとするならば、連合側の ”粘り勝ち” と言ったところでしょうか。

なお、Nokiaは今月28日に ”謎の” プレスイベントの開催を告知していますが(過去記事)、その場を通じてHERE事業の今後の展開について何らかの発表が行われるとの見方が有力視されていました。しかしその一方で本日、同イベントでは「VR(仮想現実)」関連の新製品が発表される可能性も新たに指摘されており、続報には要注目です。

[The Wall Street Journal via Neowin]