ベアメタル専用サーバのServers.comがコンテナ人気に乗って合衆国進出 | TechCrunch Japan

2005年にヨーロッパでローンチしたベアメタルのサーバ専用機をベースとするホスティングサービスServers.comが今日(米国時間7/28)、合衆国に初めてのデータセンターをオープンする、と発表した。そのダラスのデータセンターは今のところサーバ専用機のみを提供するが、近くServers.com自身の共有クラウドからの共有クラウドホスティングサービスの提供も開始する。

合衆国における料金体系は、32GB Dell R220が競争を意識した月額97ドルという料金、最高額はDell R430の月額513ドルだ。

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これまでServers.comはアムステルダムの本社における操業が主だったが、COOのNick Dvasによると、合衆国はServers.comの生まれ故郷の市場とは相当違うし、競争も厳しいと思うが、その大きな市場サイズには魅力がある、ということだ。

また彼によると、専用サーバビジネスは合衆国でもまだ需要が完全に満たされていないのではないか、と同社は見ている。とくに最近では、コンテナという、ベアメタルを有効に生かせる技術の隆盛により、需要が拡大している、と彼は言う。“とくに重要なのがコンテナだ。コンテナは使いやすくて、ハードウェアにより近く、したがってオーバヘッドも少ない”、と彼は言う。“だからベアメタルサーバの利点のすべてを、コンテナでは享受することができる”、と。

彼が主張するもうひとつの需要は、VMwareやOpenStackのクラウドを動かすための専用プライベートサーバだ。それらがユーザ一社の専用機であれば、サーバ間ネットワーキングは最大40GBPSをServer.comなら提供できる。サーバ間のデータ交通量が日常的に多いアプリケーションの場合は、パブリッククラウドを利用するよりも相当、クラスタのスピードをアップできるはずだ。また同社は、ヨーロッパ/合衆国間にも、20GBPSのプライベートネットワーキングを提供できる。

同社の次の課題は、ユーザにとって、サーバとアプリケーションのインストールおよびセットアップを、わずか数クリックですむぐらいに、超簡単にすることだ。

“顧客のニーズがよく分かってきたので、彼らが、必要なものをもっと容易にインストールできるようにしてあげられる”、とDvasは語る。そのための最初のプロダクトはコンテナ関連になると思われるが、まだ明確なスケジュール等はない。

Servers.comはホールディング企業のXBT Holdingの傘下にあるが、次はたぶん合衆国イーストコーストにデータセンターをオープンする予定だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa