スポーツの生観戦をより楽しくするテック系スタジアムがアトランタに登場します

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最新技術が生の感動をアシスト。

テクノロジーによってスポーツのあり方や楽しみ方が進化してきている例は結構あります。

例えばコチラの記事によると、ウィンブルドンではビッグデータ、ソーシャルメディア、モバイルテクノロジーをフル活用したスポーツ観戦が行われているそうです。「ウィンブルドン選手権では、iOS・Android向けアプリが用意されており、試合のライブ・ストリーミングに加えて試合結果や選手情報などのコンテンツを楽しむこと」ができるので、大画面で試合を見ながら選手の情報を手元で確認、といったセカンドスクリーンを利用することで、どこに注目すればよいの? というビギナーでも、ウィンブルドン観戦を十分楽しめる仕組みになっています。

また、コチラの記事では、イギリスのラグビーユニオン・プレミアシップ(トップリーグ)に所属するレスター・タイガースは、選手のコンディションを管理しチームのパフォーマンスを向上させるためにビッグデータ分析を採用していることを伝えています。例えば「テキストデータやアクセスログなどさまざまなファイルをデータマイニングにより柔軟につなぎ合わせ、予測分析から得られた知見を元に意思決定をサポートしてくれる」IBMのSPSS Modelerを使用したことで、なんと2012-13シーズンには優勝することがきたそうなんです。

そんな中、今回の「無限大(mugendai)」では、2017年に完成する、アメリカンフットボールの名門、アトランタ・ファルコンズの本拠地アトランタスタジアムでの取り組みが紹介されています。

総工費12億ドル(約1400億円)をかけて建設される同スタジアムには、IBMのモバイル、ソーシャル、セキュリティ、分析、そしてクラウドなどの技術が利用されるそうです。

試合を見ながら、局面局面の情報を即座にスマホで見たり、ソーシャル上で他のファンと交流しながら試合を見たりするのも楽しそうですね!……と、勝手に妄想をふくらませておりますが、これらは、スタジアムでの生観戦を特別な体験にするために提供されるもの。テクノロジーの進化によりネットで手軽に試合を観戦できる機会も増えている昨今、現場ならではの感動をアシストするのもまたテクノロジーの進化なのですね。

記事には「360度どこからでも見られるよう天井に沿って設置された6万3000平方フィートのHDビデオボードや2000以上のビデオディスプレイといった映像装置」といった仕様のことも紹介されていますが、こういった大規模なシステムの運用も最新のWi-Fi技術によって二酸化炭素の排出量が低く抑えられたりするそうです。

環境面にも配慮しつつ、オーディエンスの心を最高に躍らせてくれるスタジアム。今から完成が楽しみです!


image by Thinkstock / Getty Images
source: 無限大(mugendai)

(ホシデトモタカ)