Windows 10のバッテリー性能、大体はいい感じ

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Windows 10はバッテリー駆動時間を伸ばせるのかそうでないのか、Gizmodo ReviewのSean Hollister記者が試してくれましたよ。

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Windows 10バッテリー駆動時間にどんな影響をもたらすのかこれまで色々試してみましたが…良し悪しって感じですね。

この1週間、2つバージョン違いのDell XPS 13とHP Spectre x360、Lenovo ThinkPad X240の4台でWindows 10をテストしてみました。比較対象はWindows 8.1。テストは1週間かけて毎晩と、実際の動作テストを日中行いました。正直、Windows 10のテスト結果は安定しなかった。ある晩は1時間良かったり、ある晩は2時間短くなったり…。

おそらくその理由は、Windows 10がバックグラウンドでアップデートをしていたからじゃないかと思います。もちろんアップデート中はバッテリー持続時間は短くなります。


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そろそろ具体的な数字の話に移りましょう。HP Spectre x360をWindow 8.1で駆動したら6.5時間持ちました。次にWindows 10で試してみると、たったの5.5時間しか持たなかったのです。

ところが次の日、1日ラップトップをほったらかしにした後に(できるだけアップデートが終わっていることを願いながら)テストをすると、7.5時間も持ったんです。うーん、全然違いますね。


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3200×1800ドットの高解像度ディスプレイを搭載したDell XPS 13では、Windows 8.1でもWindows 10でも5時間とほとんど変わりませんでした。またフルHD解像度Dell XPS 13の場合、Windows 8の6時間に対してWindows 10は6.5時間。悪くないですね。

そして最後にサブバッテリーを搭載したThink Pad X240は、これが驚きの結果に。Windows 8.1の8.5時間に対して、Windows 10では10時間も持ったんです。これは素晴らしい!

ただ、例外もあります。サンフランシスコから家に帰るまで記事を書いていたら、ほとんどバッテリーが尽きかけました。これはきっと拒否不能なWindows 10のアップデートをLTE接続でダウンロードされ続けたから、バッテリーが浪費されたのでしょう。

また、新しく登場したバッテリーセーバー信頼の置けるものではありませんでした。オンにしても10分も伸びなかったんじゃないかな。もし本当に駆動時間を伸ばしたければ、旧来のパワーセーバーモードを利用すべきです。

結論として、Windows 10は多くの場合Windows 8.1に比べてバッテリー駆動時間が伸びていました。アップデートやなにやらでそうでない場合もありましたが、十分合格点を与えられる結果じゃないでしょうか。


Sean Hollister - Gizmodo Reviews[原文
(塚本直樹)