【北京共同】中国でエレベーター、エスカレーターを指す「電梯」の重大事故が相次いでいる。先月は20日に満たない期間に計8件の事故で6人が死亡、14人が負傷。うち1件ではエスカレーターの駆動機が女性を巻き込む「人食い電梯」の映像がネットで広がり、市民から機器の保守管理への不安と安全当局への不信の声が強まっている。

 中国政府系ウェブサイト「中国網」によると、6人が死亡したのは7月10日から28日の間。工事中の事故も含め、エレベーターのかごの落下などが原因だった。