ミャンマー中部バゴーで、浸水した道路を走る車=1日(AP=共同)
共同通信社

 【ヤンゴン共同】ミャンマー北部と中部で洪水の被害が深刻化している。7月中旬から記録的な豪雨が続き、各地で土砂崩れなどが発生。国連人道問題調整室(OCHA)によると、今月2日までに少なくとも27人が死亡した。道路の寸断も相次ぎ、一部地域では11月の上下両院選実施に影響が出かねない状況だ。

 ミャンマーは国土の大半が熱帯モンスーン気候で、5月ごろから雨期に入る。今年は広域で豪雨となり、河川が氾濫。OCHAによると、被災者数は15万人に上り、さらに増える見通しだ。北部ザガイン地域では、ダムが決壊して周辺の村が浸水。

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