第11管区海上保安本部(那覇市)は1日、沖縄県・尖閣諸島沖の日本の排他的経済水域(EEZ)で、中国海警局の「海警2307」の船員が中国漁船に立ち入ったと発表した。尖閣周辺の主権を主張する狙いがあるとみられ、海保は「漁業に関する管轄権を行使しているのであれば、認めることはできない」と警告した。

 海警2307は7月31日午後1時半ごろ、久場島北西約47キロメートルの沖合で漂泊中の中国漁船1隻に横付けした。海保の警告を無視し、午後8時ごろまで船員が乗り込むなどした。