山中の小屋でツキノワグマ5頭を無断で飼育したとして、新潟県警村上署は3日、動物愛護法違反の疑いで、同県村上市の板垣一徳市議(72)=同市大毎=と親戚の男性(48)を書類送検した。

 村上市議会事務局によると、合併前から8期31年議員を続け、2012年から議長を務めている。

 送検容疑は、4月中旬~6月中旬、村上市内の山中の小屋で、ツキノワグマ5頭を県知事の許可なく飼育した疑い。村上署によると、3頭が成獣で2頭は子グマという。

 2人は11年6月ごろ、知人が保護した子グマ3頭を譲り受け、飼育を始めた。ことしに入り子グマが2頭生まれ、計5頭となった。

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