日経平均は37円安で取引終了、売り一巡後に下げ渋り | ニコニコニュース

 3日の日経平均株価は前週末比37円13銭安の2万548円11銭と3日ぶりに反落して取引を終えた。米国株安や円の強含みが嫌気されて売りが先行。日経平均は反落して始まり、午前10時すぎには下げ幅を190円近くまで拡大した。TPP交渉の合意が先送りされたことも重しになったとの見方もある。その後は押し目買いなどに支えられて日経平均は下げ渋りの動きを見せ、TOPIXはプラス圏へ再浮上した。

 個別では、6年3月期利益予想を引き下げたトプコン <7732> が一時ストップ安。15年9月中間期業績予想を下方修正した日本光電 <6849> の下げもきつかった。15年3月期第1四半期で営業益24%減の魚力 <7596> 、最終減益のクイック <4318> 、2ケタ減益の明星工業 <1976> なども売りが優勢となった。15年6月中間期の決算発表を延期するノーリツ <5943> もさえない。

 半面、16年3月期第1四半期で最終黒字に転じた宇部興産 <4208> は大幅高。第1四半期で2ケタ営業増益のホンダ <7267> も物色され、第1四半期で大幅増益のココカラファイン <3098> はストップ高。メディカルシステムネットワーク <4350> は年初来高値を更新した。TMMCとの提携などが好感されたTAC <4319> も一時ストップ高を付けた。(編集担当:宮川子平)