ギリシャ株、16%安=5週ぶり再開、過去最大の下げ

 【パリ時事】ギリシャのアテネ証券取引所は3日、6月下旬から休止してきた売買を5週間ぶりに再開し、主要株価指数の総合指数は休業前の最終営業日となった6月26日の終値比16.23%安の668.06で取引を終えた。AFP通信によると、一日の下げ幅としては過去最大。国内の不安定な経済、政治情勢が嫌気され、売り一色の展開となった。

 株価指数は取引開始直後に23%近く急落した後に、やや持ち直した。ギリシャ問題は国外の金融市場では既に織り込まれているため、ギリシャの株安が世界各地に波及する事態は避けられた。