会談に臨む韓国の朴槿恵大統領(左)と民主党の岡田代表=3日、ソウルの青瓦台(共同)
共同通信社

 【ソウル共同】韓国の朴槿恵大統領は3日、ソウルを訪問中の岡田克也民主党代表と青瓦台(大統領官邸)で会談し、安倍晋三首相が近く発表する戦後70年談話について、先の大戦をめぐり日本の「植民地支配と侵略」を認めた1995年の村山富市首相談話を継承するよう求めた。「従来の歴史認識の再確認が重要だ」と述べた。旧日本軍の従軍慰安婦問題の解決も要望した。

 村山談話は、先の大戦をめぐり日本の「植民地支配と侵略」を認めた上で「痛切な反省の意を表し、心からのおわびの気持ちを表明する」と明記した。朴氏は「植民地支配」や「おわび」の継承を促したとみられる。