海上自衛隊ヘリの墜落死亡事故の原因を発表し、謝罪する第1航空群司令部首席幕僚の井上竜三1等海佐(中央)ら=7日午後、鹿児島県鹿屋市
共同通信社

 宮崎県えびの市の山中で2月、海上自衛隊の練習用ヘリコプターが墜落して3人が死亡した事故で、鹿児島県鹿屋市の鹿屋航空基地は7日、視界が悪い中、機長が機体の姿勢を把握できなくなる「空間識失調」に陥ったのが原因とみられると発表した。

 墜落したのは練習用ヘリ「OH6D」で、2月12日午前に訓練のため、鹿屋基地を離陸。翌13日にえびの市の山中で残骸が見つかり、機長の山本忠浩3等海佐(39)=長崎県出身=と、40代の男性3佐(静岡県出身)、訓練生で20代の男性2曹(群馬県出身)が死亡した。

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