菅義偉官房長官は9日のフジテレビ番組で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設問題をめぐる国と県の集中協議に関し、予定している1カ月間の期間延長に否定的な見解を示した。「あくまでも1カ月ということで、その間で集中的に協議をして沖縄の考え方も聞いてみたい」と述べた。

 辺野古移設に反対する翁長雄志知事との11日の初協議について「誠意を尽くして政府の姿勢を説明したい」と強調。「普天間の危険性除去は国も沖縄も同じ考えだ。現職の知事として、危険な状況をどうするのか聞いてみたい」とも語った。