飲酒運転をして交通事故を起こし、同乗の知人女性を身代わりにしたとして千葉県警に逮捕された警視庁荻窪署地域課の男性巡査(21)について、警視庁は7日、懲戒免職にしたと発表した。同庁によると、男性巡査は「酒気帯び運転で事故を起こしたことが明るみに出れば職を失うと思った」と話しているという。

 同庁によると、巡査は6月10日午後8時半〜11時半ごろ、友人6人と飲酒。友人を乗せて乗用車を運転し、翌11日午前1時ごろ、前方不注意で信号待ちの車に衝突し男性に軽傷を負わせた。事故後、巡査は同乗の知人女性に身代わりを依頼し、県警船橋署に女性が運転していた旨の虚偽申告をさせた。

 巡査は6月13日、上司らと同署に出頭。7月2日、自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)容疑などで逮捕された。