スマホの画面を録画する方法

Sponsard Link

Last update 2015/01/30 18:02

スマホの画面を録画する方法はいくつかあるのですが、無料で最も簡単、そしてスムーズな動画ファイルにする方法を紹介します。
アンドロイドの画面を録画するには、root化して特殊なアプリを使ったり、パソコンに画面をリアルタイムに表示させて、パソコンでキャプチャーしたり、と言った方法がありますが、難易度が高く、また、後者はカクカクしてスムーズに写すことが出来なかったり。
ところが、Android4.4に搭載された録画機能「screenrecord」を利用すれば、スムーズな画面の録画ができます。
今のところAndroid4.4を搭載した端末は、Nexus7など一部の端末でしかありませんが、無料で録画できるので、是非試してください。

録画の準備

順序

iPhoneも同じように画面を録画することが出来るのですが、アンドロイドの場合、手順などが少し難しいです。
なので上級者向きですが、一度設定すれば簡単に録画することができるので、細かく手順を紹介したいと思います。

順序としては、

1.Java JDKをインストール
2.Android SDKのインストール
3.環境変数の設定
4.ドライバーのインストール
5.スマートフォンの設定

となります。
録画方法は録画するになります。

確認

AndroidバージョンAndroidの録画機能を使うには、Android4.4以上であることが必要です。
まずは確認をしてください。
「設定」を開き、「端末情報」もしくは「タブレット情報」を開きます。
「Androidバージョン」の下に表示されている数字がバージョンになります。
ここが4.4.X以上か確認して下さい。
残念ながら2013年にドコモなどから発売された端末は、Android4.2.X止まりで4.4.Xまでアップグレードできる製品は殆どありません。
Nexusシリーズであれば、4.4.Xにアップグレードできるので、確認してみてください。

Java DownloadをクリックまずはJDKをインストールします。
JDKダウンロードページを開き、JAVA DOWNLOAD Java Platform(JDK)のボタンをクリックします。

Accept Licens AgreementにチェックJava SE Development Kit 8」の「Accept License Agreement」の方にチェックを入れます。

Windowsの部分をクリック各OSに合わせたファイルリストが表示されるので、Windowsの場合は、32ビットであれば「Windows x86」を。
64ビットであれば「Windows x64」の方をダウンロードします。
Windows7や8であれば、たいてい64ビットだと思います。
どちらか確認するには、コントロールパネルの「システムとセキュリティ」にある、「システム」を開くと「システムの種類」に記載されています。

ダウンロードする適当な場所に保存します。

jdk-8-windowsをダブルクリックダウンロードしたファイルをクリックして開きます。

Java SE Development ウィザードJSDのセットアップが開始されます。

次へをクリックインストールするオプション機能を選択します。
このままでOKなので、「次へ」をクリックします。

コピー先を選択コピー先(インストール先)を選択します。
このままでOKなので、「次へ」をクリックします。

インストールの完了しばらく待っているとインストールが完了します。
「閉じる」をクリックして閉じます。

Android SDKのインストール

DOWNLOAD FOR OTHER PLATFORMSをクリック続いてAndroid SDKをインストールします。
まずは、Android SDKダウンロードのページへ行きます。
ページを少し下へスクロールし、「 DOWNLOAD FOR OTHER PLATFORMS 」をクリックします。

SDK Tools OnlyのZIPをクリックSDK Tools Only 」の「Windows 32 & 64-bit」の横の、「 android-sdk_rxx.x.2-windows.zip 」をクリックします。
なお、Mac版もあるようです。

チェックを入れダウンロード使用許諾契約書が表示されるので、チェックをして、「Download android-sdk_rxx.x.x-windows.zip」をクリックします。

すべて展開ダウンロードしたファイルを右クリックし、メニューから「すべて展開」を選択します。

展開をクリック展開用のウィザードが始まります。
「展開」をクリック。

Cドライブへコピー展開したファイルの中身にある「 android-sdk-windows 」フォルダをCドライブに移動、もしくはコピーします。

SDK ManagerをクリックCドライブにある「 android-sdk-windows 」を開き、「 SDK Manager 」をクリックします。

インストールするToolインストールするものをチェックします。
基本的に必要な物はすでにチェックされているので、「 Android SDK Tools 」「 Android SDK platform-tools 」

Google USB Driverをチェック下にスクロールさせ、「 Android Support Library 」「Google USB Driver 」の4つがチェックされているか確認して下さい。
続いて「Install x packages...」をクリックします。

Accept Licenseをチェック右下の「Accept License 」にチェックを入れ、「Install」をクリックします。

Closeをクリックインストールが開始されます。
終了したら、右下の「Close」をクリックしてください。
その下のAndroid SDK Managerも右上のバツじるしをクリックして閉じてください。

環境変数のパスを変更

システムとセキュリティをクリック続いてコントロールパネルを開きます。
Windows 8以降でのコントロールパネルの開き方は、Windows 8.1でコントロールパネルを開くにはを参考にしてください。
「システムとセキュリティ」をクリックします。

システムをクリック「システム」をクリックします。

システムの詳細設定をクリック左側にある「システムの詳細設定」をクリックします。

環境変数をクリック右下にある「環境変数」をクリックします。

Pathを探し編集をクリックシステム環境変数の中にある「 Path 」を探し、「編集」をクリックします。

変数値を付け足す「変数値」の部分に、

;C:\android-sdk-windows\tools;C:\android-sdk-windows\platform-tools

を加えます。
もともと入力されていた値を消してしまわないように注意してください。

OKをクリックし、「環境変数」のほうも「OK」をクリックして閉じます。

ドライバーのインストール

続いてパソコンとスマホを接続する準備をします。
ほとんどの場合、パソコンとアンドロイドをつなげても、パソコン側でドライバーが用意されていず、認識してくれません。
ドライバーは、スマホのメーカーサイトで用意されています。
ちなみにNexusは、Google USB Driverで公開されています。
ELUGAなどは、パナソニックのサイトからダウンロードできます。

以下は、Nexusのドライバーのインストール方法です。

Download Google USB DriverDownload Google USB Driverをクリックします。

Download googl usb driver「 I have read and agree with the above terms and conditions 」にチェックを入れ、「Download Google USB Driver」をクリックします。

すべて展開を選択ファイルをダウンロードしたら、ダウンロードしたファイルを右クリック。
「すべて展開」を選択します。

パソコンとUSBで接続続いてスマホ、もしくはタブレットとパソコンをUSBケーブルで接続します。

デバイスマネージャでドライバをインストールコントロールパネルから「デバイスマネージャー」を開きます。
すると、「ほかのデバイス」の部分にスマホ、もしくはタブレットの名称が表示されて、黄色いビックリマークが表示されていると思います。
これはパソコンがスマホをきちんと認識していないためです。
この部分を右クリックし、表示されたメニューから「ドライバー ソフトウェアの更新」を選択します。

コンピュータを参照してのほう「コンピューターを参照してドライバー ソフトウエアを検索します」の方をクリックします。

展開したフォルダを指定先ほど展開したフォルダを指定し、「次へ」をクリックします。

インストールをクリック警告が表示されるので、「インストール」をクリックします。

インストールの完了ドライバーのインストールが完了しました。

スマホ タブレット側の設定

タブレット情報をタップスマホを立ち上げ、「設定」を開きます。
下の方にある「端末情報」または「タブレット情報」をタップします。

ビルド番号をタップ「ビルド番号」という部分を7回タップします。
その下に「デベロッパーになるまであとXステップです」という表示が現れます。

開発者向けオプションすると「開発者向けオプション」が表示されます。

この「開発者向けオプション」をタップします。

USBデバッグにチェックを入れる「USBデバッグ」の横にあるチェックボックスをタップします。

確認してくるのでOK警告が表示されるので、「OK」をタップします。

これでアンドロイド側も準備が完了しました。

画面を録画する

これで準備は整いました。
意外と四苦八苦してしまいましたが、この順番通りに行っていけば、スムーズにできると思います。
続いて、録画してみましょう。

コマンドプロンプトを表示コマンドプロンプトを立ち上げます。
Windows8.1の場合は、スタートボタンを右クリックして表示されるメニューの「コマンドプロンプト」を選択します。

adb shellと入力 adb shell
と入力し、エンターキーを押します。

画像のように $ マークが出れば正しく設定が完了しています。

エラーが出る場合

エラーが出た

device unauthorized please check the confirmation dialog on your device.
というようなエラーが表示された場合、スマホ側の画面を表示させてください。

USBデバッグを許可するこのように警告が表示されているはずです。
このパソコンからのUSBデバッグを常に許可するにチェックを入れ、OKをタップします。

'adb'は、内部コマンドまたは外部コマンド、操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。
というようなエラーが出る場合、環境変数のパスがきちんと通っていない可能性があります。
もしくは反映されていない可能性があります。

ちゃんとCドライブにコピーしたか、また、環境変数の設定のところできちんとしたパスになっているか確認して下さい。

録画

screenrecord 保存ファイル名コマンドプロンプトを立ち上げ、「adb shell」と入力すると、コマンド受付モードになります($マークが表示される)。

screenrecord 保存先/保存ファイル名

と入力し、エンターキーを押すと、録画が開始されます。
いちいち、保存先のパスを入力するのがめんどくさい場合は、予め保存先ディレクトリに移動しておきます。

cd 保存先ディレクトリ

で、保存先へ移動できます。
例えば、

cd sdcard/Movies

で、アンドロイドのデフォルトの「Movies」というディレクトリに移動できます。
録画中は画面に変化がないので、本当に録画されているか不安になるかもしれませんが、この画像のような表示であれば、録画されているのでご安心を。

CtrlとCを同時押し録画を停止する場合は、「Ctrl」と「C」を同時に押すと終了します。
また、「adb」シェルからも抜け出すことが出来ます。

なお、録画できる時間はデフォルトで3分。また、最長も3分間になります。
音は録音できないようです。

再生させる

動画ファイルが作成されていた録画したファイルは、アンドロイド側に作成されます。
ESファイルエクスプローラーのようなファイル管理アプリイで保存したディレクトリに行くと、ちゃんと作成されていました。

USBでパソコンでつないでいる場合、Windowsのエクスプローラーでもアクセスできるので、パソコン側にコピーし、再生することも出来ます。

こちらが実際にscreenrecordで録画したものです。
若干カクついていますが、ASMで録画するよりもスムーズだと思います。

上の動画は、iPhoneの画面を録画したもの。
さすがスムーズで音も録画出来ていますね。

関連ページ

Sponsard Link