原爆犠牲者を慰霊する平和祈念式典で、平和宣言を読み上げる長崎市の田上富久市長=9日午前、長崎市の平和公園
共同通信社

 長崎は9日、被爆から70年の原爆の日を迎え、長崎市松山町の平和公園で、市主催の長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典が営まれた。田上富久市長は平和宣言で、安全保障関連法案に言及し、「憲法の平和の理念が、今揺らいでいるのではないかという不安と懸念が広がっている。政府と国会に慎重で真摯な審議を求める」と述べた。6日の広島市の平和宣言は言及せず、両市で違いが出た。

 宣言で田上市長は、長崎、広島の被爆だけでなく、東京など多くの街を破壊した空襲や沖縄戦、アジアの人々を苦しめた悲惨な戦争の記憶を継承するよう呼び掛けた。

 オバマ米大統領ら各国首脳には被爆地訪問を求めた。