大阪府八尾市で7月、同市に住む高校3年の少女(17)が刃物で切り付けられ重傷を負った事件で、大阪府警捜査1課などは7日、殺人未遂容疑で同府内の職業不詳の少年(18)を逮捕した。2人に面識はないとみられる。少年は「以前勤めていた会社で怒られ、ストレスがたまっていた」と切り付けたことを認めているが、殺意は否認しているという。

 逮捕容疑は7月30日午後10時50分ごろ、同市山本町北の路上を歩いていた少女の背中や指を包丁のようなもので切り付け、殺害しようとした疑い。少女は背中を8カ所ぐらい切られたほか、右手の指のけんが断裂するなど1カ月以上の重傷を負った。