【アニメ漫画キャラの魅力】生徒を妖怪から守る!鬼の手で戦う最強の霊能力教師「鵺野鳴介」の魅力とは?『地獄先生ぬ~べ~』 | ニコニコニュース

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 1996年にアニメ化、後に映画化も果たした『地獄先生ぬ~べ~』。童守小学校を舞台に、生徒達を妖怪や悪霊の手から守る為に奮闘する霊能力教師ぬ~べ~こと「鵺野鳴介」が活躍するジャンプの大人気作品です。太い眉と黒いネクタイが特徴的で、女性に弱くヘラヘラしていて一見頼りなさそうな印象ですが、実はものすごい霊能力の持ち主。手袋に隠された左手『鬼の手』の力で、次々と生徒達を救っていくスーパーヒーロー教師なのです。

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【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】

■頼りなさげな雰囲気とのギャップ!

 ぬ~べ~は一見、ちょっとエッチでイマイチ生活力のない、生徒にもナメられがちな頼りないダメ教師。片思いをしている同僚の美人教師「律子先生」にも相手にされず、ついつい心配してしまうような男なのですが、生徒が妖怪や悪霊に危害を加えられそうになると、その頼り無さは一転。たとえ自分がどれだけ傷ついても絶対に生徒を守ってくれる、超頼れる男になるのです。

 まず、日常シーンと戦闘シーンでは表情の凛々しさが全く違い、そのギャップに引き込まれてしまいます。「お前達は俺が命に代えても守ってやる」。そんなぬ~べ~の、ギャップと魅力にやられた女性も多いのではないでしょうか?

 また、個人的に欠かせないポイントがあります。それは左手の黒手袋と捲くったシャツの袖との間にできるあの肌色の空間。そう、女の子の太股に匹敵する“男性の絶対領域”です(個人的見解)。とても色気を感じるポイントです。

■その胸に灯る決意の熱さ!

 そもそもぬ~べ~が、日本で唯一の霊能力教師となったのは「美奈子先生」という恩師との思い出がキッカケです。昔から霊感が強かった為、いじめの標的になっていたぬ~べ~ですが、そんな時いつも美奈子先生が助けてくれました。彼女も不思議な力の持ち主で、ケガを治してくれたり相談に乗ってくれたりと、とても恩を感じていたのですが、ある時除霊に失敗して亡くなってしまいます・・・。後に彼女の遺志を継いで教師となりましたが、生徒にとり憑いた最強の妖怪「覇鬼」との戦いで、死んだ美奈子先生と再会。彼女の魂が地獄で覇鬼に喰われ、未だ成仏していなかったことを知ったぬ~べ~は、いつか美奈子先生の魂を救うことを心に決め、自分の左手に鬼を封印する。これが鬼の手誕生のエピソードです。これが、生徒の為に命を賭けて戦うぬ~べ~の強さの秘密でもあるのです。

 印象的なエピソードとして、未来のパラレルワールドの内、悪い世界へと誘い苦しめる妖怪が、生徒の「郷子」にとり憑いてしまう話があります。困り果てて未来の世界のぬ~べ~に助けてもらおうと訪ねると、彼は除霊に失敗して植物人間のような状態に・・・。そんな状態でも力を振り絞り、郷子にとり憑いた「まくらがえし」を退治し、元の世界へ帰してくれる・・・という回でした。彼の生徒への想いや強い信念を感じられる印象深いお話でしたね。

■女性に弱い?恋愛は一途な所も!

 少しエッチな一面を持つぬ~べ~ですが、実は恋愛に対しても命懸けで一途なのです。人間の女性にはまったくモテない彼ですが、「ゆきめ」という雪女に一目惚れされ猛アタックを受けています。最初は迷惑がっていたのですが、一緒に妖怪や悪霊と戦っていく内に徐々に心惹かれ始めます。

 そんなゆきめが記憶を無くしてぬ~べ~の前から消え、新たに冷たい心を吹き込まれた冷酷な雪女として童守町へ戻ってくる・・・というエピソードがあります。彼は根気強くゆきめに愛を注ぎ、もう一度心を開くことに成功。その後、連載開始当初からフラれ続けた律子先生に好意を寄せられるも、それを断って「ゆきめ」を選ぶという誠実な面も見られました。

 やはり苦楽を共にした二人に幸せになってもらいたい!と誰もが願っていた展開だと思います。そんな読者の想いにも応えてくれるぬ~べ~。ほんとに頼もしい人です。ちなみに、顔もイケメンで誠実でかっこいい彼が女性にモテないのは、「怖い話ばかりしてしまうから」らしいのですが、それが理由なら本当にに勿体ない話です。

 現在も続編やスピンオフ作品など、まだまだ盛り上がりを見せるぬ~べ~。これから一体どんな活躍を見せてくれるのでしょうか?今後も目が離せませんね。

【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】

★記者:てらん(キャラペディア公式ライター)