燃料切れに注意を呼びかける看板=新潟県の北陸自動車道黒埼PA付近(東日本高速道路提供)
共同通信社

 全国の高速道路で、100キロ以上もガソリンスタンド(GS)がない「空白区間」が4月時点で83カ所に上ることが9日、国土交通省の調べで分かった。GSの経営環境が厳しさを増す中、サービスエリア(SA)などのテナント事業者の確保が難しいためだ。道東自動車道(北海道)などでは150キロを超える区間もある。お盆の帰省ラッシュがピークを迎えるのを前に、高速道路各社は早めの給油を呼び掛けている。

 国交省によると、高速道100キロ当たりのGSの数は、2005年は2・6カ所だったが、今年は2・3カ所に減った。

 若者のクルマ離れや燃費向上などで、GSは全国的に減っている。