9日、米ワシントンのホワイトハウス前で核兵器の廃絶を訴えるイベントの参加者(共同)
共同通信社

 【ワシントン共同】米首都ワシントンで9日、原爆が落とされた場合に甚大な被害が想定される区域の周囲約11キロを自転車に乗って広さを体感しながら、核兵器をなくそうと訴えるイベントが開かれた。長崎への原爆投下から70年に合わせ、核兵器廃絶を目指す世界規模の運動「グローバルゼロ」が主催した。

 グローバルゼロによると、米国のほか、ドイツやインド、パキスタン、キプロスでも同様のイベントを開催。ワシントンでは250人以上が参加した。

 あいさつに立った元国防次官補ローレンス・コーブ氏は「核廃絶を政治課題にさせ続けることが重要だ」と指摘した。