安倍晋三首相は14日に閣議決定する戦後70年談話で「おわび」の文言を記述する方向で最終調整に入った。先の大戦をめぐる歴代内閣の歴史認識を全体として継承していると説明する際、過去の談話を引用する形で「おわび」に言及する案が有力だ。「侵略」や「植民地支配」についても、大戦での日本の行為に限らず、「侵略」などを許さない国際的原則を将来も順守するとの文脈で触れる方向。先の大戦に至る歴史的経緯も詳述する。複数の政府、与党関係者が10日、明らかにした。

 連立与党の公明党が、「おわび」「侵略」などをキーワードとして盛り込むよう求めていることに配慮した。