サムライ先生の自立勉強法《初級編》「勉強は〇×ゲームだ!」 | ニコニコニュース

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こんにちには、自立教育コンサルタントのサムライ先生こと後閑 治彦です。

この「サムライ先生の自立勉強法」では、遊びのように「ハマる」勉強方法をご紹介。今回の《初級編》では「勉強をゲーム感覚で楽しむコツ」です。

■3回解けば嫌でも伸びる!

テストの点数を上げるためにはどうすれば良いか?答えは「与えられた教材をすべて完璧にすること」。学校の授業で使用した教材、特にワークとプリントを完璧にすれば、応用問題は除いても80点は取れるはずです。では、各教材を完璧にする方法をご紹介しましょう。

(1)あらゆる教材をテスト化する

教材を読んだり線を引いたりノートにまとめたりしても、テスト本番では意外と身に付いていないものです。しっかり身に付いているかを確認する唯一の方法は「自分でテストしてみること」です。どんな教材でも下記の《三種の神器》ですべてテスト化することができます。

《教材をテスト化する三種の神器》

・オレンジのペン

プリントの穴埋め、ノートの重要キーワード、間違えた問題の正解を記入時に使用。
赤い下敷きをかぶせて綺麗に消えるもの。フリクションボールペンがオススメ。

・緑のマーカー

プリントや教科書の「すでに書かれているキーワード」を隠したい時に使用。テープ状のものもある。

・赤い下敷き

上の2つで書かれた部位を隠すために使用。
オレンジのペンで書いたり、緑のマーカーを引いたりしたら、赤い下敷きをかぶせてみたくなります。赤い下敷きで隠したら、テストしてみたくなります。そうやって、各教材のその日その日に習った範囲を繰り返しテストして完璧にしてしまいましょう。

(2)3回テストする

すべての教材をテスト化することができたら、あとは覚えるまで繰り返しテストしましょう。テストまでに最低3回はテストすることです。オススメの勉強の流れは以下です。

1周目:習った週に習った範囲を1回テストしてみて、〇×を付ける。
2周目:前回間違えた問題だけで良いので、テスト前にもう1回自分でテストしてみて、〇×を付ける。
3周目:それでも解けなかった問題だけ、テスト本番直前にもう1回テストしてみる。

これで、一番苦戦した問題は3回解くことになりますから、嫌でも解き方を覚えてしまいます。ポイントとしては、間違えた問題は解答・解説を見てしっかり理解・納得することです。腑に落ちないまま何度繰り返してもすぐに忘れてしまいますが、「なんだ、当たり前じゃないか」というレベルまで納得できれば、簡単には忘れません。

以上、まずはこの当たり前でシンプルな勉強方法を徹底することで

・今日できることからやってしまう習慣
・解き直しを繰り返して完璧にする習慣

の2つの習慣が身に付けることが大切です。そして、周りの大人も安易に参考書や塾に頼らず、まずは学校の授業や教材など「目の前の与えられた課題と向き合うこと」の大切さを教えてあげてください。

次回の《中級編》では「勉強の本質的な面白さを味わうコツ」をご紹介します。 お楽しみに。

【著者プロフィール】サムライ先生(後閑 治彦)

自立教育コンサルタント。慶應義塾大学理工学部卒業後、個別指導塾を中心に野外教育や社員教育など教育業界10年の経験を経て独立。塾で伸びない子専門のプロ家庭教師「サムライ先生」としても活動。勉強方法の指導を通して子供たちの『自立教育』に努める。

ブログ: http://blog.livedoor.jp/katekyo_zamurai/