ATMカードのデータを盗む“Shimmer”は薄いので検出不可能

悪賢いATMハッカーたちが、今度は”shimmer”と呼ばれるカードデータ読み取りシステムを使い始めた。非常に薄いので、カードスロットに挿入してもユーザは気づかず、外からも見えない。特殊な器具で調べないと、あることが分からない。

メキシコで見つかったが、それが何にデータを送っているのか、それがまだ分からない。この装置が特別なのは、カードのチップ上のデータを読み取ることだ。ハッカーは装置のチップから送信されてきたデータを保存し、偽(にせ)のカードを作ることができる。ただしATMカードのセキュリティはやや複雑だから、偽のカードは、カードを挿入したときのセキュリティチェックが緩いATMでないと使えないはずだ。

詳しい情報はBrian Krebsのサイトにあるが、ATMのカード読み取り機を手でたたいたぐらいでは、このデータ窃盗機を検出することはできない。ピンセットと懐中電灯を、持参すべきかな。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa