ナリナリドットコム

肛門への異物挿入事故が相次ぐ中国。こうした事故が起こると、医師はまずCT検査を実施して状態を確認し、それから摘出手術が行われるのが一般的だが、このたび、その異物が長すぎてCT検査が行えず、結果、消防隊が出動する騒ぎがあった。

中国メディア安徽網などによると、この事故が発生したのは8月上旬の深夜のこと。37歳の男性が市人民病院の救急科を訪れたことから発覚した。

男性を診察した医師によれば、当時、男性の肛門からは傘の大部分が突き出ており、CT検査をしようにもできない状況だったという。この状態では病院側としてもお手上げで、取り急ぎ消防隊を呼ぶことになった。

男性の肛門には傘の先端部位がしっかり挿入されており、無理に引き抜こうとすればさらに傷を悪化させる恐れもある。駆けつけた消防隊員はまず、傘を慎重に切断することにし、その後検査・治療を行うという流れが決まった。

その後はスムーズに進み、結果、男性の肛門は事なきを得たそうだが、男性はなぜ自身の肛門に傘が刺さっているのかは話さなかったという。家族も口をつぐみ、真相は明らかになっていない。