【ワシントン共同】炭水化物が少ない食事と、脂肪分が少ない食事では、短期的には後者の方が体脂肪を減らす効果が高いとする研究結果を、米国立衛生研究所(NIH)のチームが米科学誌セル・メタボリズムに13日発表した。

 ただ炭水化物を減らすと体脂肪を代謝する能力が高まるため、長期間続けると効果は同程度になりそう。最近は米国だけでなく日本でも白米やパンなどを控える低炭水化物ダイエットが人気だが、優位性には疑問を示す結果となった。

 チームは「あくまでも基礎的な研究。日常的な食事で体重を効果的に減らす方法は今後の研究課題だ」としている。

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