14日、ハバナの米大使館の再開記念式典で演説するケリー国務長官(ロイター=共同)
共同通信社

 【ハバナ共同】ケリー米国務長官は14日、キューバの首都ハバナを訪れ、米大使館の再開記念式典に出席した。両国の国交回復を受けた訪問で、国務長官のキューバ入りは1945年以来、70年ぶり。大使館には両国の国交断絶以来、初めて米国旗が掲げられ、かつて核戦争の危機すら招いた米国とキューバの敵対関係は過去のものとなったことを印象付けた。

 14日午前(日本時間同日深夜)に大使館敷地内で開かれた式典でケリー氏は、両国関係について「恐れることは何もない」と演説し、新しい時代が到来したと強調。断交の際、最後に国旗を降ろした当時の米海兵隊員らも式典に参加した。

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