【モスクワ共同】ロシア外務省は14日、極東開発を担当するトルトネフ副首相の北方領土・択捉島訪問に抗議した日本に対し、日本の北方四島の主権主張を「根拠がない」と批判した上で、ロシア政府高官の北方領土訪問は今後も続くとする声明を発表した。

 ロシアのメドベージェフ首相が来週末にも択捉島入りするとの観測が出ており、主権確認を求める日本への強硬姿勢を強めている。メドベージェフ氏が実際に訪問すれば、年内実現を目指すプーチン大統領の日本訪問にも影響を与えかねない。

 声明は、ロシア政府高官の北方領土訪問について、日本の立場は「考慮に入れない」と強調した。

全文を表示