大阪府高槻市の物流会社駐車場で少女とみられる遺体が見つかった事件で、顔や頭に打撲の痕が複数あったことが15日、高槻署捜査本部への取材で分かった。

 また、刃物で切られたような多数の傷の一部は生前にできたとみられることも捜査関係者への取材で判明。捜査本部は激しい暴行を受けた末に殺害されたとみて詳しい経緯を調べている。

 捜査本部によると、頭部には口などを覆うように粘着テープが何重にも巻かれ、首には圧迫痕もあり、直接の死因は窒息だった。

 全身に30カ所以上の傷があった一方で、血液が飛び散るなど現場で襲われたことを示す痕跡は見つかっていない。