最優秀女優賞に日本の4人=ロカルノ映画祭

 スイスで開かれていた第68回ロカルノ国際映画祭は15日、最優秀女優賞に「ハッピーアワー」(浜口竜介監督)に出演した田中幸恵さん、菊池葉月さん、三原麻衣子さん、川村りらさんの4人を選出した。4人はいずれも演技の経験がなかった。

 同作品は、30代後半の女性4人が友情と確執の間で揺れながら、自分を見詰め直す姿を描いた5時間を超すヒューマンドラマ。日本では今年冬に公開が予定されている。同映画祭では、2007年に小林政弘監督の「愛の予感」が最高賞の金豹(ひょう)賞を受賞している。