大阪府高槻市の物流センター駐車場で、8〜15歳ぐらいの少女とみられる女性の遺体が見つかった事件で、遺体には刃物で切られたような多数の傷があったものの、遺棄場所には遺体の下の少量の血だまり以外には目立った血痕がなかったことが15日、府警高槻署捜査本部の調べで分かった。

 女性が靴を履いていなかったことからも、捜査本部は別の場所で殺害された後に車で運ばれ、遺棄された可能性があるとみて、防犯カメラに不審車両が写っていないかなどを調べている。

 捜査本部によると、遺体の腕や腰などには計30カ所以上の切り傷があり、一部は骨まで達していた。傷は左半身に集中しており、服の上から切られたとみられるものもあった。