LiteSpeedとNginxが増加 - Webサーバ調査 | ニコニコニュース

インターネットサービス企業Netcraftは8月13日(英国時間)、「August 2015 Web Server Survey|Netcraft」において、2015年8月のWebサーバ調査結果を発表した。8月はApache、Microsoft、Nginx、LiteSpeedのどのWebサーバも数を増やした。中でも、NginxはWebサイト数、検知可能なサーバ数(web-facing computers)、全体におけるシェア、アクセス数の多いサイトにおけるシェアなど、すべてのおいて良好な成長を見せている。

Netcraftは報告の中で第4の勢力として成長しつつあるLiteSpeedに関しても言及。2015年8月、LiteSpeedは48万6000サイトを新しく獲得し、トータル数を500万以上まで増やしている。LiteSpeedはApacheの入れ替え候補として開発が進められているWebサーバ(商用とオープンソース版の双方が提供されている)。Apacheと比較して優れた性能と高いスケーラビリティを備えているという特徴がある。Apacheの設定ファイルをそのまま使用できるため、既存のApacheの入れ替え対象として需要があると見られる。

またNetcraftは、LiteSpeedが2015年5月に標準化されたHTTP/2を完全サポートした最初のプロダクトになったと指摘。主要WebサーバはHTTP/2サポートを提供しているが提供されている機能は策定段階にあるバージョンで、最終版をサポートしたのはLiteSpeedが初めてだとしている。Nginxは2015年中に最終版のHTTP/2サポートを予定している。

(後藤大地)