日経平均は100円高と反発、一時伸び悩みも終盤持ち直す | ニコニコニュース

 17日の日経平均株価は前週末比100円81銭高の2万620円26銭と反発して取引を終えた。前週末の米国株高を好感した買いが先行した。寄り付き前の4-6月期GDP(国内総生産)が予想ほど悪化しなかったことも支え。日経平均は朝方に上げ幅を150円近くに拡大した。中国株の上値が重かったため日経平均も上げ幅を縮小したが、終盤にかけて持ち直した。

 個別では、15年9月期第3四半期で増収増益を達成し、株主優待制度の導入も明らかにしたオープンハウス <3288> が大幅高。目標株価の引き上げが観測されたイオンディライト <9787> が買われ、急伸した雪印メグミルク <2270> も国内証券による目標株価の引き上げが観測された。iPS細胞を用いた心筋梗塞治療法の研究で一定の成果を確認できたと発表したイナリサーチ <2176> はストップ高を付けた。

 半面、国内証券による目標株価の引き下げが観測されたトクヤマ <4043> は下落した。16年3月期第1四半期で増益のひらまつ <2764> は出尽くし感から売りが優勢となった。16年12月期での黒字化が困難になる可能性が高まったカイオム・バイオサイエンス <4583> も安い。(編集担当:宮川子平)