中国高速鉄道の輝かしい成果・・・世界をリードする水準!=中国メディア | ニコニコニュース

サーチナ

 中国メディアの人民網は7日、中国の習近平国家主席が鉄道車両メーカーの中国中車長春軌道客車を視察した際、「高速鉄道は中国のインフラ製造業の水準を体現したものであり、他国に対する輝かしい名刺である」と述べたことを紹介し、中国高速鉄道が世界をリードする水準に到達するまでの道のりを称える記事を掲載した。

 続けて、中国高速鉄道は中国鉄道産業の栄誉であると同時に、世界をリードする存在であることは「機械、電子、通信、コンピューター、地質学、気候学など高速鉄道に必要不可欠な分野においても世界をリードする水準を確保したことを示す」と主張。こうした輝かしい成果は数十年前の中国人にとっては想像もできなかったことだと論じた。

 さらに、中国の建国当時は外貨準備もなく、対共産圏輸出統制委員会による共産圏への禁輸のせいで、諸外国は立ち遅れた技術や設備であっても中国には売ってくれなかったと主張。さらに対共産圏輸出統制委員会による禁輸が終わっても、通常兵器および関連汎用品・技術の輸出管理に関する国際的協定の“ワッセナー・アレンジメント”によって中国に対する先進工業設備や技術の封鎖は続いたなどと論じた。

 一方で記事は、中国共産党が「はるか将来まで見通したうえで改革開放を実施し、諸外国に学び続け、30数年をかけてようやく今日の成果を手にすることができた」とし、中国共産党の正当性を主張。また、改革開放によって外資を招き入れたことで多くの工業技術を吸収できたと主張し、そうでなければ「これほど早く工業体系を整備することはできなかったはずだ」と主張した。

 さらに、技術を国外から購入するのではなく、今後重要となるのは「自ら開発し、革新することである」と指摘。中国はすでに複数の分野で世界一となっているとしながらも、「今後も学び続け、革新を行う必要がある」とし、それでこそ中国人民のすべてが豊かになれるなどと論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Ping Han/123RF.COM)