ある日、森の中でロボットさんに出会うかもしれない | TechCrunch Japan

「二足ロボットはそろそろトレイルランをしてみせてくれたりはしないんだろうか」。

そんなことを思っている人もいるかもしれない。実は、すでにそういう段階に達しているのだ。

森を駆けるロボットがいったい何者なのかといえば、もちろんATLAS(Googleが所有し、DARPAも出資するBoston Dynamicsが製作した2足ロボットだ)だ。これまで完全にコントロールされた室内において各種の実験が行われてきたが、ついにアウトドアに繰り出すこととなったのだ。

ごくごく短いものであるが、ATLASが太陽を浴びながら室外で活動する様子がビデオにおさめられている。

外部バッテリーとの間にブサイクなケーブルが存在したりもする(300ポンドのロボットにエネルギーを供給するのはなかなか大変なことなのだ)し、ビデオの最初の方はとくに、まるで酔っぱらいがふらついているようにも見える。しかしこれがかなり「スゴイ」ことであることは理解しておいて良いだろう。40年前には、二足歩行ロボット自体がSF世界のものだった。しかしついに「日常的」な存在になりつつあるのだ。

ちなみに、四足歩行ロボットについては蹴り飛ばされても歩き続ける強固さを備えるにいたっている。想像の世界にしかいなかった存在と、森で出会うようになる時代も近いのかもしれない。

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(翻訳:Maeda, H