【北京共同】中国商務省は19日、日本から中国への1~7月の直接投資実行額が、前年同期比24・2%減の21億4千万ドル(約2660億円)だったと発表した。日中関係は経済面を中心に改善に向かいつつあるものの、中国への投資は低迷しており、減少率は1~6月の16・3%から拡大した。

 米国からの投資も29・2%減と大きく落ち込んだ。東南アジア諸国連合(ASEAN)地域からも2・1%減った。半面、欧州連合(EU)諸国からは18・4%増えた。

 中国は大都市の労働者の賃金が上昇し、生産コストがかかるようになった。日本企業が中国で収益を上げるのは徐々に難しくなっている。

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