2020年東京五輪公式エンブレムの制作者佐野研二郎氏(43)がデザインした東山動植物園(名古屋市)のシンボルマークが、中米コスタリカの国立博物館のマークと類似していると指摘された問題で、佐野氏の事務所の広報担当者が18日、京都市内で共同通信などの取材に応じ、マークの模倣を否定した。

 広報担当者は「過去のものを検証し、サントリービールのキャンペーン賞品であるトートバッグ以外には(トレースしたものは)ない」と説明。「コスタリカからは問い合わせがなく、問題ないと思っている。万が一、正式な問い合わせがくれば、弁護士と誠意をもって対応する」と話した。