日経平均は331円安で取引終了、中国株安重しに下げ幅拡大 | ニコニコニュース

 19日の日経平均株価は前日比331円84銭安の2万0222円63銭と大幅続落して取引を終えた。欧米株安を嫌気した売りが先行した。朝方は下値の限られた展開が続いたが、中国・上海総合指数が続落すると日経平均も下げ幅を拡大。後場になると先物へのまとまった売りも観測され、値がさ株を中心に日経平均は一段安となった。

 個別では、ファナック <6954> 、ファーストリテイリング <9983> など日経平均寄与度の高い銘柄が指数を押し下げた。外資系証券による投資判断の引き下げが観測された三井金属 <5706> も下落した。株主優待制度の変更を発表したトップカルチャー <7640> もさえない。公募増資などを発表して1株利益の希薄化が警戒されたノジマ <7419> も安い。前日に高値を更新した日本マニュファクチャリングサービス <2162> も軟調。

 半面、大手証券による目標株価の引き上げが観測されたサンエー <2659> はしっかり。「エネファーム」の販売台数が5万台を達成した東京ガス <9531> も底堅く推移した。味の素 <2802> との業務提携が好感された長谷川香料 <4958> も堅調。15年3月期業績予想と過年度決算の修正を開示した東芝 <6502> は先行きの不透明感がやや払しょくされたとして買い戻しが優勢となった。(編集担当:宮川子平)