日経平均終値は189円安、外部環境悪化で節目の2万円うかがう | ニコニコニュース

 20日の日経平均株価は前日比189円34銭安の2万33円29銭と3日続落した。朝方は欧米株安やドル・円の軟化を受けて小幅安でスタート。その後も継続的な売りに押され、150円近くまで下げ幅を広げた。後場は上海市場の反発を受けてプラスに浮上して始まったが、買いは続かず再び下落基調に転換。節目の2万円割れは免れたものの、この日のほぼ安値で取引を終えた。

 個別では、大手証券が投資判断を引き下げたNKSJホールディングス <8630> や、原油価格の下落で業績への悪影響が懸念された三井物産 <8031> 、三菱商事 <8058> などの商社株が下落。TOKAIホールディングス <3167> との提携検討を発表した日本通信 <9424> や、今期予想は営業益18%減とした北川精機 <6327> も売られた。

 半面、副社長による自社株買いが材料視されたソフトバンクグループ <9984> や、環境省がセルロースナノファイバーの実証事業を行うとの報道が好感された星光PMC <4963> 、中越パルプ工業 <3877> などが上昇。研究テーマがNEDOの事業に採択されたディジタルメディアプロフェッショナル(DMP) <3652> も買われた。

 業種別では、保険、ゴム製品、鉱業が下落。一方、不動産、情報・通信、海運は上昇した。(編集担当:松浦直角)