羽生善治4冠
共同通信社

 将棋の羽生善治4冠(44)は19日、福岡市で指された第56期王位戦7番勝負第4局で、挑戦者で後手の広瀬章人八段(28)を83手で破り、通算勝利数を1321勝(510敗2持将棋)とし、加藤一二三・九段を抜いて歴代単独2位となった。

 1位は故大山康晴15世名人の1433勝。

 羽生4冠は1985年、15歳でプロ入り。96年には史上初の七大タイトル同時制覇を達成した。その後も驚異的なペースで白星を重ね、2014年11月に最速、最年少で1300勝を挙げた。通算タイトル数は歴代最多の92期を獲得している。