安倍晋三首相の資金管理団体「晋和会」の政治資金収支報告書に虚偽の内容があったとして、政治資金規正法違反容疑で会計責任者と安倍首相を昨年8月に告発した大学教授らが19日、7月の東京地検の不起訴処分を不服として検察審査会に審査を申し立てた。

 告発状では、2011、12年分の報告書に記載された寄付者9人の肩書が虚偽だったとしていた。特捜部は、虚偽記載の疑いを指摘された会計責任者を嫌疑不十分、監督を怠った疑いがあるとされた安倍首相を嫌疑なしと判断した。