1980年代初めに米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)で働いていた米兵が「危険な化学物質」にさらされた可能性を米政府が認め、健康被害への補償を決めたことが20日、共同通信が入手した文書で分かった。

 元米海兵隊員で、米東部ニューハンプシャー州の下院議員を務めるクリス・ロバーツ氏が、米政府から受け取ったとする通知書を明らかにした。沖縄の基地問題に詳しい英国人ジャーナリストのジョン・ミッチェル氏によると、米政府が普天間での健康被害を認めて補償を決めたケースは初めてという。