米兵は「精神力」も劣る! 中国軍は空も陸も米軍に「恐れるに足りず」=中国メディア主張 | ニコニコニュース

サーチナ

 中国の軍事情報サイト「軍事区」は19日「解放軍戦闘機2200機が明らかに。米軍戦力は恐れるに足りず」と題する文章を掲載した。

 文章は、最近米国で、「中国軍は出撃可能な軍用機を2200機保有」、「空軍力はかつてとは異なり米国のような大国に対抗できる状況」との見解が示されたとして、自国航空兵力が急成長と強調した。

 中国の航空兵力についてよく言われるのが「大量の航空機を保有するが、旧型機がほとんど」ということだ。記事は、「4分の1は現代機と言える」と主張。戦闘機としては「J-10(殲-10)」、「J-11」、「Su-27」、「S-30」を保有し、米軍の米軍の「F/A-18」の脅威になっていると論じた。

 記事はさらに、ロシアから中国への「Su-35」の輸出が決まったことで、中国はさらに高性能で、航続距離もはるかに長いマルチロール機を入手することになったと主張した。

 さらに、中国が「J-20」と「J-31」を保有することになれば、「ステルス機はもはや、米国の独占ではなくなる」と主張。中国が短期間のうちに、ステルス機分野で米国を追い抜くとの見方があると紹介した。

 記事は陸軍分野でも「台湾人や日本人は米陸軍が世界一と思っているが、米国には中国陸軍が世界一と考えるシンクタンクがあり、中国人もそう思っている」と紹介。軍の実力を決める要素は「武器の先進性」、「兵力と装備の量」、「人員のレベル」と指摘。

 中国陸軍は兵員数や装備数で米国を大きく上回っており「装備のレベルも米軍に劣らない」と主張。中国人の身体的条件は欧米人よりも劣っているが、「膨大な人口を利用して優秀な兵士を選抜すれば、米兵に劣ることはない」などと主張。また兵士の戦闘精神でも「米軍を超越している。米兵は戦闘意志が極めて劣っている」と主張した。

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◆解説◆


 中国では多くの軍事関連記事が発表されている。好んで読む読者も相当に多いと想像できる。新華社系の新華網、人民日報系の人民網の、一流とされるニュースサイトも、軍事カテゴリーに大きな力を割いている。

 中国の軍事情報記事は、「玉石混交」が目立つ状況だ。戦力、技術力、政治情勢を冷静に分析し、紹介する記事がある一方で、上記記事のように「読者の溜飲を下げる」ことを目的にしたような記事も多い。根拠もなしに「米兵は戦闘意志が極めて劣る」との主張は、戦前の日本の風潮を見るようだ。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:(C)Andrew Oxley/123RF.COM、米軍保有のF/A-18)